チャコママ読書ノート

 

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2003,9,25 「少年A」この子を生んで……
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2003,8,10 患者よ、がんと闘うな
2003,8,7 大地の子
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「少年A」この子を生んで…… 2003,9,25
「少年A」この子を生んで……(文春文庫)

今まで読む気がしなくて避けてきたが、あの神戸連続殺傷事件の犯人「少年A」が
この秋、社会復帰ということで、読む気になった。
読後感は、正直なところ良くない。あのA少年(サカキバラ)の犯行を、
どうして親が気が付かなかったのか、親を責めるのは簡単だが、
親は自分の子供のことになると、フィルターがかかるモノかも…という
気もする。なかなか、本当の姿には気付きにくいものだろうとも思う。

Aが逮捕され、怒涛のような日々の中、Aの両親は、なかなかAが犯人であることを
認めることが出来ず、被害者への謝罪も遅くなってしまう。心の中で、Aが、
「自分はやってない。これは冤罪だ」と言ってくることを待っているのだ。
最後まで子供を信じたい親心と、客観的に子供をみなくてはいけない親としての
努めのバランスが取れないAの両親。気持ちは分からないでもないが、やはり
あまりにも自分達のことしか考えてなかったかも…。
親だけが悪いとは思わないが、親としての義務が疎かになっていたというそしりは
免れ得ないように思う。そして、この両親達は、自分達の行為が、いかに被害者の
親たちを傷つけているのか、思い至らなかったのだ。あの状況では、仕方がない
部分もあっただろうけれど…。

ここからは余談。Aはもうすぐ社会復帰らしいが、本当に更正しているのか?
Aは、事件を起こしてからも、児童相談所の相談員をだましている。専門家も
騙せるのだ…。理性では、更正した(?)Aを受け入れることが必要と分かって
いても、実際もし自分の隣にAが住んだら、どう思うか…。Aを受け入れられるか?
Aと両親にとっては茨の道も致し方ないところがあるが、Aの弟達にとっては
本当に理不尽なことの連続だったと思うし、今後の弟達の人生を思うと、
本当に言葉が無い。


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