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2004,10,26 引っ越しました
2004,10,20 ロイエド(女性化パラレル)
2004,10,16 ロイエド(女性化)
2004,10,9 塚リョ
2004,10,7 ロイエド?(女性化パラレル)
2004,9,8 ロイエド?(女性化パラレル)

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引っ越しました 2004,10,26
引っ越しをしました。
壱蒼月を置いているサーバー様に障害が出ましたので。
突如として管理ページに入る事が出来なくなり、数ヶ月に渡って更新が停滞してしまったのは、その理由の為です。
二ヶ月強程、待ってみましたが回復の兆しが見られなかったので。
以前より考えておりました引っ越しの方を決行致しました。
旧サイトとなりますコチラの更新は、もう有り得ません。
回復され次第、閉鎖と言う形を取らせて頂きます。
日記、掲示板、小ネタ帳も同様です。


自然消滅を狙っておりますので、日記、掲示板などに書き込みはしないで下さい。


小ネタ帳にあります短文は、リクエスト品に限り、リクエストをして下さった方のみお持ち帰り頂いて構いません。
新壱蒼月は日記、掲示板などのURLから行けます。
宜しければドウゾ。

一応、ここにもURLを。
http://www.geocities.jp/isougetu/

ロイエド(女性化パラレル) 2004,10,20
「結婚しよう!エドワード」
「断る」
即答ぶりに堪らず青年が撃沈。
若干二十代で玉座に就いた、若き国王の余りにも情けない姿であった。

「何だぁ!?んな所で蹲ってんなよ、国王陛下」
東を治める王の執務室を訪れたヒューズは、扉を開けるなり素っ頓狂な声を上げる。
清涼な空気を保っていた廊下とは打って変わり、おどろおどろしい空気の元凶となっていたのは部屋の主、国の主である親友だった訳で。
感情をあるゆる意味で表情に出さない親友をここまで落ち込ませる事が出来る者など、それこそ彼が心からベタ惚れしている『姫』しか思い付かない。
「『鋼姫』にプロポーズでも断られたか?」
「―――!」
「図星かよ!?お前、本っ当に女誑しで有名だった俺の親友かぁ?なっさけねぇ」
「情けないとか言うな!俺の一世一代のプロポーズを」
「一世一代とか言いながら断られたの何度目だ」
馬鹿正直に五度目です、とは口が裂けても言いたくないロイだ。
「偉そうに命令口調で言ったんじゃねぇのか?」
「誰がそんな事言うか。あの子の王族嫌いは深いんだぞ。嫌って下さいと言うようなものだ」
「だよなぁ。流石のお前でもそれはねぇよなぁ」
「『流石の』とはどういう意味だ」
「気にすんなよ。だとすると、あの姫さんに事情があんのかねぇ…お前が嫌いとか」
『嫌い』と言う言葉に再びロイが沈み込む。
判り易すぎる親友の反応にヒューズは大笑いしながら、内心で首を傾げる。
親友の自分から言うのも何だが、目の前の男は『国王』などと言う権力の塊のような役職に就いていながら人間的に見てもまず、『良い男』だと思うのだ。
飾りの王にも為らず、暴君にも為らず。
国を導く器だと思う。
そうでなくば自分を初め数々の名門一族達は彼に従わなかったであろうし、王の腹心と呼ばれる部下達は彼について来なかったに違いない。
彼等は『王家』にではなく、『ロイ』と言う名の王を信じたのだから。
「―――…没落貴族の娘なんて王宮に行ける訳がない、と言われたな」
零れる溜息は、今にも泣きが混じりそうで。
『馬鹿だな。こちとら貴族なんて名ばかりの貧乏一族だぞ。俺みたいな没落貴族の娘なんかが王宮に行ける訳ないじゃねぇか。一応は王なんだから、それぐらい判れよ」
呆れた果てた、と言わんばかりの彼女の声。
いかに信頼された人間に構成されていようとも、それが王家を左右する王妃選びに関しては、女性側の家柄がまず重要視される。
彼女でなければ意味がないのに。
彼女以外、愛する事など出来るはずがないのに。
硬い殻に覆われた『王宮』という世界は彼女を否定するのだろうか。
「―――そんな事ねぇぞ」
「そう、そんな事な………ん?何だと?」
物思いに耽っていたらしいロイが顔を上げた。
「だから、んな事ねぇって。『鋼姫』だぞ」
「そうだな」
「だぁ―――!お前、何も判ってねぇっ!!」
苛々する、とばかりに髪を掻き毟るヒューズをロイが訝しげに見つめた。
「本当にお前、無能になったか!?それともエドにそこまで骨抜きにされたのか!?思い出せ!旧家中の旧家、名門中の名門だぞ、エルリック家は!『鋼姫』はそこの嫡女にだけ与えられる名前で、エドは何代目かぶりに生まれた長女だ!」
一気に捲くし立てる。
「確かに今のエルリック家は先代が突然の失踪をしたって事で資金不足だが…それはあくまでも現金の話だ。鉱山、領地、人材には一切影響はない。あそこが貧乏貴族、没落貴族なら殆んど貴族なんて残らねぇぞ。それこそ『エルリック』の名声と家柄だけで食って行ける」
過日、新たな当主が就いた。
かの一族は女子が生まれた場合、当主の座には例え妾腹であろうと女を据える仕来りだ。
しかし、一族に唯一生まれた姫であるエドワードは、その席には就かなかったと言う。
代わりに当主となったのは彼女の実弟・アルフォンス。
「地位なんぞ金で買えるご時世だが、名声と家柄ばかりはどうにもならん。それどころか王家と同じ世代数の一族なんざ、俺んところか『エルリック家』だけだろうが」
二つの一族の初代当主は、初代東王を傍らで支え、共に戦った仲だったと。
王の信頼が篤かった彼等は王家に次ぐ地位を与えられ、民からは王家と並ぶ名声を讃えられた。
「『鋼姫』以上の姫なんていねぇよ。―――あっ、うちのエリシアちゃんはやらんからな!?」
「誰も嫁にくれとは言ってない」
欲しいのはひとりだけだ。
「だったら早く行けよ。エドの奴、当主蹴ってから豪い勢いで求婚されてるらしいぞ?いくら国王でも決まった結婚を取り止めにする事なんて出来ねぇしなぁ」
「!!」
嗾けられている事も忘れて一国の王は慌しく部屋を出て行った。
冷静沈着と謳われた男があそこまで我を忘れるとは。
溢れて来る笑みを堪えきれず、ヒューズは喉を振るわせた。
「結婚すんのも時間の問題かもな」
戦場に立てば東国戦力の要となるエルリック家。
一臣下とは想像もつかないほどの戦力、戦略を有している。
故にあの家に与えられた銘は『鋼』なのだ。
ありとあらゆる武器の源。
特に直系の姫にだけ現れる特殊能力は、国を持つ者ならば保持しておきたいもので。
尤も、親友が欲したのはそんなものではないのだろうけれど。
「ちょっと考えれば判るのによ。お前はもう少し自惚れても良いみたいだぜ、ロイ」
当主となった姫と、王は決して結婚出来ない。
互いに守るべきものが、支えるものが生まれてしまうから。
だから彼女は当主の座を蹴ったのだと、エドワードとロイ両方を知る者達にはバレバレで。
素直ではない姫君と。
女心を今一理解出来てない王。

前途多難な恋だろうが、そんな二人は結構お似合いなのかも知れない。

※駄目だ…止まらない(設定作りが)。

ロイエド(女性化) 2004,10,16
「肌も白いですから濃い目の方が宜しいかも知れませんね」
「確かに。赤や黒も勿論似合うのだろうが…水色や淡いピンクも捨て難い」
「白でも良いと思うぞ?こう、清楚で可憐な雰囲気で。そういうの大好きだろう?」
「街を歩くなら可愛いワンピースだけど、夜会でならドレスも着て欲しいわよね」
男女合わせて四人の大人に囲まれながら、椅子に佇む少女が一人。
心なしかげっそりとした表情をしている彼女が身に纏っているのは何の変哲もない白の上下で、如何にも『これから着替えます』といった服装だ。
床には元の色を見つける方が困難だと思うぐらいに服や小物類で埋め尽くされ、少女はそれら装飾品を見るだけで吐き気を覚えるというのに問題の大人達は大張り切り。
次から次へと服を取り出しては、放り。取り出しては、放り。
服を憐れに思うほど呆気ない。
「赤いリボンだけは譲れん!」
「同じ赤なら薔薇のコサージュや髪飾りでも構わないでしょう?」
「赤はやはりアクセントになりやすい色ですから。彼女はもうピアスで使ってますよ」
「大体お前、赤いピアス贈るなんて気障すぎ」
「何を言う!エドワードを現す色と言ったら赤だろう!」
「同感です」
「金色でも良いけれど…流石にアクセサリーでは重たい色よね」
話が脱線している。
「何でも良いから…早くしてくれ」
限界だ…と小さく訴えて見るものの。
椅子に深く腰掛けてぐったりとしている少女―――エドワードの金糸を撫でてくれる大人の手は優しいのに、決して解放しようという手つきではないのだ。
「エドワード君はどれが良い?」
「どれ…と言われましても」
部屋中に散乱している服の中から一着を選べと仰るんですか?
「色でも構わないわ。赤か黒か白か…ピンク、青、オレンジ、緑」
「本当にもう…どれでも」
良い、と言おうとして口を噤む。
自分が曖昧な意見を通しているから目の前の大人四人は延々を話を繰り返している訳で。
言うなれば自分さえ意見を貫けば事は早く済んだのだ。
「―――…えー…っと……………白?」
その間、たっぷり五分。
別段、黒でも構わなかったのだが、この炎天下に黒は自殺行為だった。
「ほぅら、見ろ!やっぱり白だろ!?」
勝ち誇った声で言われても。

色を選んだら選んだで抗議が相次ぎ、また話が繰り返される事をこの瞬間の彼女は知らない。

※大人は大佐と中尉とヒューズさんとグレイシアさんで。

塚リョ 2004,10,9
「他校の部長達はこぞって活躍してるって言うのに…全くうちのと来たら」
「未だ遠く離れた九州の地で療養中、だからな」
「療養中って言うか…(強ち間違ってもいない)」
目の前では関東大会優勝者を決定する緊迫した試合が繰り広げられているにも関わらず、期待を一身に背負う事となったルーキーを心配するでもなく、微笑みさえ浮べて見遣る。
相手は正に全国覇者。
王に今年現れたばかりの一年が挑むのだ。
注目の一戦と見るか、それとも端から相手にならない試合だと見るか。
前者はある程度まで彼の実力を肌で知っている者、後者の考えを抱くのはまだまだ彼の実力さえ垣間見ていない人間だろう。
「お陰でうちの王子様が不機嫌で不機嫌で。ねぇ?大石」
「胃が…」
試合前に啖呵を切ったものの、かなりの格上である事に違いはない。
現在(他称?)療養中である青学の柱が立つべき位置にいるのが次期柱候補な訳で。
その彼が戦っているのは実質日本一である男な訳で。
留守を頼まれている部長代理兼副部長は試合結果もさる事ながら、様々な意味で話題を浚う件の一年ルーキーの行動に対して気が気ではない。
「頼む、越前…!」
勝ってくれ。
問題は起こさないでくれ。
台詞に続いていたかも知れない言葉は一体どちらだったのか。
「好き勝手、言われ放題だったからねぇ。手塚の奴」
「愛シ合ッチャッテル恋人なら面白い訳ないな」
「愛し合ってるとか言うにゃ、乾ー。キモいー(笑)」
「失敬な。これで越前が勝ったら、あの二人全国区だぞ」
何のだ、何の。
全く持って常識的なツッコミは、この会話を聞く事の出来た一部のレギュラー陣からのみ。
確かに(性格は小生意気な上に実力主義的ではあるが)容姿は極上、明るい琥珀の瞳に気の強そうな微笑みを浮べた姿は性別を疑うほどに女性的でもある。
隣に男性的な容姿をそのまま誇る手塚が並べば、余計に顕著となって現れるだろう。
同性ながら一対であるかのような二人は、レギュラー陣という名の仲間内でしか知らない事だが相思相愛と呼べる仲なのだ。
想い人がすき放題言われて、黙っているような性格の彼では、ない。
『―――後悔させてやる』
試合前、コートに向かう時、不敵に笑った彼の顔を大石は絶対に忘れないと思う。
否、忘れられない。
「恋に狂った男は怖いにゃ」
「リョーマ君はあんまり男には見えないけどね」
「頼むから真面目に応援してくれ…」
絶対に手塚に報告してやろう、と胃を痛めながらも思う。
同時に関東大会優秀の報告も出来たなら最高なのだが。
「頑張れ。越前」

今はまだ、傍にいない男の分も、全員で君の勝利を祈ろう。

※『原作設定』。
特にジャンルの指定が御座いませんでしたので、勝手に書いてしまいましたが。
微妙な原作設定ですが、名前のありませんでしたお一方へ。

ロイエド?(女性化パラレル) 2004,10,7
凍えそうな石壁に寄りかかっていた金色の主が、その世界でも稀に見る黄金の瞳を開ける。
「姫?」
「エドワード様?」
傍に控えるのは二人の護衛官のみ。
常日頃から彼女の傍に佇んでいた彼等だからこそ、裏切りの闇に応じて敵陣の手中に落ちた『鋼姫』を守り通せて来た。
彼女は余りに尊い御身。
彼女さえ手に入れれば本気で世界を落とせると信じている愚か者は多かった。
「来る」
東の大国を治める王からすれば正に掌中の珠とも呼ぶべき生きた宝石が隣国で幽閉されたのは、太陽の光さえ届かぬ暗く冷たい石造りの塔。
全身に光を纏っているかの如く眩い容姿を誇る彼女を考えれば、余りに皮肉めいていた。
眼を閉じ、神経を集中させていた耳に届く足音。
石階段をカツリカツリと音を響かせながら近づいているのは踵のある靴を履いている証拠で、現実、ある程度の高さがある靴を履ける身分というのは限られていた。
『鋼姫が住まう塔に来る人間ならば余計に。
隣国の、王家に連なる者。
「―――ご機嫌如何かな、『鋼姫』」
「最悪だ」
扉をノックするでもなく足を踏み入れた男に、ロスとブロッシュが武器を構える。
主と共に幽閉された身でありながら武器を取り上げられていないのは、それだけ男の治める国が余裕の姿勢を見せている証拠。
僅か三人で脱走したところで、数分としない内に捕えられるのは眼に見えていた。
「何の用だ、ブラッドレイ」
「勿論、君達の主である麗しの姫君のご機嫌伺いに来たのだよ」
「何度来ようとこれ以上最悪になりようがないぐらいに最悪だ」
護衛の態度を控えさせようとも、自ら視線を向けようともせず、エドワードは低く言い放つ。
彼女はこの国において護衛官二人以外に心開く事は、ない。
謡うような声も、まろやかな微笑みも、東にあって初めて魅せられる。
「不満そうだな。何か不足しているものは?」
「自由」
蒼穹の東の空の下を歩く事も、その空さえ治める愛おしい王を腕に抱く事さえ出来ぬ。
指を差し込めばさらりと絡み付いて来る漆黒の髪に触れる事さえ叶わず、覗き込めば吸い込まれそうな黒曜石の瞳さえ見つめ返す事が出来ず。
もう何年、あの声を聴いていない?
もう幾月、あの肌と触れ合っていない?
愛しいのはあの日、誓いを立てたただひとりの王。
「恋しいのか。東王(自由)が」
「狂おしいほどに」
苛烈な金眸がブラッドレイを射抜く。
強固な意志を宿す瞳が、甘い蜜の如く潤むのは世界中を探そうとも一人の前だけであろう。
彼女はブラッドレイがあの男の領域を攻め入った前の晩に、既に誓いを立てていた。
死が二人を別つ時まで。
否、死を迎えようとも別つ事無き永久(とわ)を。
「だが、民衆に明かす事なく誓ったのが仇となったな。エドワード」
「だから何だ」
己の想いが変わる訳でもない。
「憤怒と血の王。お前の血では『鋼(わたし)』に錆を浮かせる事は出来こそすれ、形まで変える事は決して出来ない。『鋼』を自由に出来るのは、この世で『焔』だけだ」
「『焔』とは。上手い事を言う」
東を治める王の銘は『焔』だ。
故に人によっては彼を『焔王』と呼ぶ者も多い。
鋼鉄を溶かす事の出来るのは高熱の火焔のみ―――つまり、『鋼姫』を自由に出来る、勿論、伴侶として迎える事が出来るのは『焔王』だけであると。
愉快そうに喉の奥で笑い声を潜めながら、隻眼の王は珠玉の姫の顎を取る。
「それなら君の言う『焔』とやらを、私の『血』で消してやろう」
「逆に蒸発されないようにな」
整った唇が弧を描く。
「あいつは王の器だからな」

『鋼』と言う名の武器を手にした者が世界を得るのなら、自分は自分だけの王を護る為に、彼の武器となろう。

※反響(?)が意外とあったので続き…のようなものを。


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